2007年01月11日

フランツ・マルク

マルク今年初のブログ書初めです。昨年は、コメント、トラックバックが、急に受信できなくなり、ご迷惑かけました・・・。

Sai、alei が、設定が変わったんじゃないかと、メールであれこれ教えてくれて、サンキュ!

さて、aleiKAFKAがカンディンスキーの記事をアップ。そうなると「書初め」は、フランツ・マルクじゃぁとさっそくアップ。
この「雪の中の鹿」は、私めが、もっともフランツ・マルクの作品の中で好きな一枚なのです。

ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの「薄暮れ」という詩の一節に、【おまえが小鹿を何よりも愛するなら、独りぼっちで草を食べさせてはいけない。狩人たちが森を行き角笛を吹き、声があちこち行きかっている。】とありますが、ついこの絵と重なり合ってしまう。

一頭の鹿は、何か物音にでも気づいたように、どこかを見上げている。もう一頭の鹿は、積もった雪の下の草を探しているようです。

フランツ・マルクは、1911年にカンディンスキーと、年鑑「青騎士」を発行しています。この作品も1911年。1904年頃の初期の作品から、この「雪の中の鹿」が、ちょうど、「小さな青い馬」、「大きな青い馬」という作品の通過点でもあり、その小さな青い馬も、1911年の作品でした。
こうして、戦争に行く1914年頃までの、3年ほどで描きあげた作品が、ドイツ表現主義の代表作となったわけです。

ピースフル・アートランドB-sou」の「美術家の言葉」に、フランク・マルツの言葉が、5つほど紹介されています。

そのうち2つを引用させていただきました。

青は鋭く精神的で、男性的原理の色であり、黄色はソフトで明るく感覚的で、女性的原理の色である。

引用:ピースフル・アートランドB-sou美術家の言葉

このフランツ・マルクの「馬」は、上からグレージング(赤)・青・黄です。ピースフル・アートランドB-souさんは、補足として、赤は物質、冷酷で、鈍重を表すと記しています。

私を取り巻く罪深い人間は、私の真の感情を呼びさますことはなかった。しかし、動物に生まれつき備わる生に対する感覚は、私のなかにあったすべての良きものを引き出した。

引用:ピースフル・アートランドB-sou美術家の言葉

作品は、「グレージング ホース IV(赤い馬) 」(1911 )、「大きな青い馬」(1912年)、「小さな黄色い馬」(1911年)です。一番下が、木版画で、「休息する馬」です。Sai、サンキュー!レンバッハハウスでの回顧展があって、展示されていたようです。

フランツ・マルク2
フランツ・マルクは、若くして1916年に亡くなっていますが、版画や風景画、人物画などの作品も残しています。

パリに長く滞在していた、アウグスト・マッケは、マルクの友人でもあり、「青騎士」にも関与していました。マッケの色彩をマルクは敬意を表し、「ミスターカラー」と呼んでいたそうですが、マルクが表現主義に対して、マッケは詩的な作品を多く残しています。マルク同様に、マッケも戦死。27歳の最後の作品は「さらば」。

マッケが戦死する前の年に、マルクは、カンディンスキーと同様に、コンポジションの連作を描いています。マルクは「スモール コンポジション」というタイトル。1913年から14年のことです。
フランツ・マルク
1912年作
「虎」

フランツ・マルク
1913年作
「スモール コンポジションT」
マルク 晩年作品

フランツ・マルクの作品は下記サイトから見れます。
Franz Marc (German, 1880-1916) 96作品
Franz Marc Gallery 1-5


フランツ・マルク 1906年
「山の(うえの)二人の婦人」

フランツ・マルク 1909年
「弾む子馬」
マルク 初期作品

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トラバ受信できなくてごめん。原因不明・・・
posted by shu〜 at 00:59 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
あの、初めてでしょうかね。
はっきりしなくて御免なさい。

マルク、好きです。
1916年に亡くなっているとは知りませんでした。
それも、マルクもマッケも戦死なんですか。

マルクの丸みが優しく感じられて好きなんですよね。
この丸みはマルクのはっきりとした特徴ですね。
Posted by とーし at 2007年01月11日 19:40
とーしさま

はじめまして。

>あの、初めてでしょうかね。
はじめてコメントを頂いたんですが、ジュゲムのSai(RE+nessance)のコメントに、よくみかけます「とーしさん」でしょうか。

>マルク、好きです。マルクの丸みが優しく感じられて好きなんですよね。
たぶん、とーしさんが特徴つけられている丸みは、1911年以降の作品に表れているものですね。第一次世界大戦は中の戦地でも絵筆を握ったといいます。1915〜16(戦死した年)の作品は、みかけたことがないのですが。

初期の作品から、ドイツ表現主義といわれる代表的な作品まで、ほんの10年ちょっとです。長生きしていたら、マルクはどんな作品を残したのだろうと思います。

マルクもマッケもそうですけど、実物の作品からみる感動ってありますよね。

そういえば、マルクの女性のヌードの作品も丸みがあります。丸みは、愛情の表現だったのかもしれません。
Posted by bau at 2007年01月11日 20:27
トラバできないぞ〜!
Posted by アレイ at 2007年01月11日 22:00
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